こんにちは、瑠夏(るか)です♪
今日は映画「死刑にいたる病」を観てきました。
感想を一言で言うなら、…すごい。
終わったあとに面白さでニヤニヤしてしまった作品は久しぶりです。
以下からは死刑にいたる病のあらすじ、感想などを記載しています。
感想はネタバレありとなしで書いています。
ネタバレありの箇所は見えないようにしておりますので、観ていない方でも安心して読み進めてください!
スポンサーリンク
死刑にいたる病
原作
櫛木理宇さんのシリアルキラー小説。
櫛木理宇さんの別作品の「殺人依存症 (幻冬舎文庫)」を読んだことがありますが、まさにイヤミス!(*)といった作品でした。
*読んだあとに嫌な気分になるミステリーの略。
シリアルキラーの描写が妙に生々しくて、リアルだったんですが、参考文献の数がかなり多かったので納得しました。
きっとこの「死刑にいたる病」の原作もそうなんだろうなぁと思いました。
前置きが長かったですが原作は未読です。
あらすじ
史上最悪の連続殺人鬼からの依頼―それは一件の冤罪証明だった。
ある大学生・雅也のもとに届いた一通の手紙。
それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村からだった。
「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。
過去に地元のパン屋で店主をしていた頃には信頼を寄せていた榛村の願いを聞き入れ、 事件を独自に調べ始めた雅也。
しかし、そこには想像を超える残酷な事件の真相があった―。
(公式HPより:https://siy-movie.com/)
ネタバレなし 感想
シリアルキラーの怖さがわかる映画です。
邦画独特の暗くてジメッとした映画が好きな方にはハマると思います。
そこそこグロめ(R12です)ですので、苦手な方はご注意ください。
謎解きのワクワク感を味わうというより、シリアルキラーの怖さをじわじわ体験しに行くという感じです。
これはテレビで見るよりも映画館で観るほうが、怖さを実感できると思います。
終始静かに淡々と進むので、テレビで見ると寝ちゃうかもしれないです(^_^;)
ぜひ映画館でご覧ください!
ネタバレあり 感想
ストーリー面では、
櫛木理宇さん本当にシリアルキラーもの好きだなぁ…という感想がまず出ます。
好きで書いてないかもしれないですが、読んでいると恐怖、おぞましさ、畏怖、色んな感情が溢れてきます。
普通の人が殺人未遂を起こす過程も怖いと思いましたし、最終的に「人を殺せなかった」というポイントが普通の人とシリアルキラーの高い壁を感じました。
壁があって当たり前なんですけどね。
でもやっぱりその壁を越える人と越えない人は違うなぁとひしひしと感じました。
最初の場面は桜だと思っていたのに、人の爪だと分かった時の寒気。
冒頭の残虐さは目をそらしたくなるほどでした。これ高校生とか見て大丈夫ですかね?結構衝撃受けるような…
途中、人を嬲ることでしかコミュニケーションを取れないって言ってましたが、
あなた信頼関係つくるときコミュニケーション取ってますやん・・と突っ込んでしまいましたよ。
捕まらなかったらずっと殺人を続けてたって言ってたし、やっぱり歪んでるんだなぁ。
20代の女性は結局榛村が殺したということでいいんですよね?
ミスリードが上手くて混乱しました。
最後主人公の雅也が榛村さんを断ち切るまで、榛村さんの無実を信じていましたよ…
せっかく雅也が榛村さんの誘惑や闇を断ち切ったのに、彼女が榛村界の住人だったという・・。
オチが怖くてゾクゾクしました。非常に好きな終わり方です。
中学生の同級生ってそういうこと…と呆然としましたよ。
どんなけ見境なく未成年狙ってんだよおおぅ
キャスト面でいうと、
阿部さんが終始怖い。阿部さんの光のない瞳が怖すぎて夢に出そう。
シリアルキラーとしての不気味さと人柄の良さが、阿部さん演じる榛村さんにぴったりで翻弄されます。
岡田さん演じる主人公雅也が、終始暗く、感情が抑圧されているように感じたけど、ちゃんと理由があったんですね。
最初は全然気付かなかったんですが、岩ちゃんだ!と分かった瞬間、何でも演るなぁと思って少し笑ってしまいました。
特別ファンとかではないんですが、岩ちゃんと呼んでいます。
彼の犯罪者の演技が大好きなので、イケメンでかっこいい役だけでなく、こういうダークな役をもっと見たいです。
でも声と横顔でイケメンなのがバレますね。
今回は内容が内容なので、岩ちゃんを期待して観に来た人大丈夫だろうか?と勝手に心配になりました。
ストーリー、キャストなど含め、総合的にとても面白かったです!
まとめ
この映画にハマりそうな人この映画のオススメ度☆7
スポンサーリンク